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刑事政策公開講演会 実施報告

アジ研は,毎年1回,一般財団法人日本刑事政策研究会及び公益財団法人アジア刑政財団との共催により,海外の専門家による刑事政策に関する公開講演会を開催しています。

2018年は,1月26日(金),米国ジョージタウン大学と国連薬物・犯罪事務所(UNODC)から専門家を招き,法務省大会議室で開催しました。第168回国際高官セミナー参加者28名を含め,法務省・検察庁を始めとする官公庁,大学及び民間団体等から約150名が参加し,盛況のうちに幕を閉じました。


ロイ・ゴッドソン博士

ルルア・アサド氏

講演会の講師・演題

1.ロイ・ゴッドソン博士(Dr. Roy Godson)
米国ジョージタウン大学名誉教授(Emeritus Professor, Georgetown University, U.S.A.)
「法遵守の文化とその促進のための諸方策」

2.ルルア・アサド氏(Ms. Lulua Asaad)
国連薬物・犯罪事務所 犯罪防止・刑事司法担当オフィサー(Crime Prevention and Criminal Justice Officer, UNODC)
「刑事司法におけるコングレスの役割とUNODCのエデュケーション・フォー・ジャスティスプロジェクト」

ロイ・ゴッドソン博士からは,カルチャー・オブ・ローフルネス(COL:法遵守の文化)について,COLの浸透のためには政府(法執行機関)だけではなく,市民,経済界,学校教育,マスメディア及び地域社会の道徳的権威などがCOLの普及に重要な役割を果たしていることなどを,御自身がCOL促進の支援に関わった国の例も紹介しながら御講演をいただきました。

また,ルルア・アサド氏からは,国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)及び犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)並びに国連薬物・犯罪事務所(UNODC)が取り組んでいる法教育(E4J)について御説明をいただきました。国連が刑事司法分野で果たしてきた役割と共に,E4J が国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のゴール16にも強く関連するものであり,その意義などを御講演いただきました。

リーフレットはこちらPDFをご覧ください。

2018年1月26日に行われた講演内容はこちらです。


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