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第4回「東南アジア諸国のためのグッドガバナンスに関する地域セミナー」(GGセミナー)の開催について

アジ研では,東南アジア諸国における「法の支配」と「良い統治(グッドガバナンス)」の確立に向けた取組を支援し,刑事司法実務家の人材育成に資するとともに,東南アジア諸国間における相互理解・協力を促進するため,2007年から,グッドガバナンスをテーマとする東南アジア地域セミナー(通称:GGセミナー)を毎年1回開催しています。

第4回GGセミナーは,アジ研とフィリピン司法省との共催により,2010年12月7日から9日まで,マニラ(フィリピン)で開催されました。同セミナーには,フィリピン,カンボジア,インドネシア,ラオス,マレーシア,ミャンマー,タイ及びベトナムの8カ国から22名の実務家が参加したほか,国連薬物・犯罪事務所(UNODC),ドイツ連邦司法省及び米国司法省から招いた3名の専門家も出席しました。また,開会式には,フィリピン司法省のバラアン副大臣と在フィリピン日本国大使館の桂誠特命全権大使も列席されました。

今回のセミナーのテーマは,「証人・内部通報者の保護及び協力の確保」であり,アジ研次長の基調講演に引き続き,参加者及び専門家による発表と討議が行われました。特に,国連・薬物犯罪事務所,ドイツ及び米国の専門家から,各国における制度的な取組やこれまでに蓄積された実績・経験に関する詳細な発表があり,討議では,それを踏まえた 内容の濃い意見交換が行われました。フィリピン検事総長とアジ研次長が共同議長を務め,最終日には,討議の結果を取りまとめた勧告が採択されました。

本セミナーについては,数多くの参加者から,「国際的な知見・経験の共有ができ,今後の実務において役に立つ内容であった。」との高い評価をいただきました。

第4回グッドガバナンス・セミナーの報告書(英文)


開会式におけるフィリピン司法副大臣のスピーチ

セミナー参加者全員による記念写真

アジ研・宇川次長による基調講演

国連薬物・犯罪事務所の専門家による発表

参加者による討議
(共同議長:フィリピン検事総長・アジ研次長)

討議の内容に真剣に聞き入るセミナー参加者
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