2月28日〜3月10日
◆仏語圏アフリカ刑事司法研修
2022年度仏語圏アフリカ刑事司法研修が、2023年2月28日から3月10日までの間、JICA東京において開催されました。今回の研修のテーマは、「薬物犯罪における捜査公判上の課題及びその対処について」でした。
本研修には、仏語圏アフリカ諸国7か国(ブルキナファソ、チャド、コートジボアール、マリ、モーリタニア、ニジェール、セネガル)から、合計26名の刑事司法実務家が参加しました。また、ウガンダにあるUNAFRI(国連アフリカ犯罪防止研修所)及びマルタにあるIIJ(国際司法・法の支配研究所)からそれぞれ客員専門家が講師として参加(前者は来日対面形式、後者はオンライン形式)したほか、関東信越厚生局麻薬取締部からも大西政仁国際情報課長が講師として参加しました。
研修参加者は、国別発表に加え、グループワーク形式で本研修のテーマに関する主要な課題について議論を深めました。そして、各グループは、参加国における共通の課題やその対処方針をとりまとめてその結果をそれぞれ発表し、その後、参加者の間で意見や考えが活発に交換されました。

法務省での集合写真

グループワーク発表(Aグループ)

グループワーク発表(Bグループ)

グループワーク発表(Cグループ)

修了式での集合写真
法務省での集合写真
グループワーク発表(Aグループ)
グループワーク発表(Bグループ)
グループワーク発表(Cグループ)
修了式での集合写真
3月1日〜 6日
東ティモール民主共和国との犯罪者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。
令和5年3月1日から6日まで、東ティモールからデルフィオ・アルバス司法省矯正・社会復帰
支援局局長を筆頭に6名の司法省・刑事施設職員を招へいし、東ティモール民主共和国との犯罪
者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。本共同研究は、「東ティモール民主共和
国における矯正施設の機能の強化」を主要課題とし、日本の矯正施設の概要、とりわけ日本の矯
正処遇を構成する「改善指導」と「作業」について日本の知見と取組を紹介しました。参加者同
士によるディスカッションの時間では、東ティモールの矯正施設における暴力防止指導の導入
に向けて、本共同研究を通じて得られた知見をもとに活発な議論がなされました。

花村博文矯正局長の表敬訪問

滝浦将士補佐官(少年矯正)による講義

多摩少年院見学

閉講式
花村博文矯正局長の表敬訪問
滝浦将士補佐官(少年矯正)による講義
多摩少年院見学
閉講式
2月13日〜14日
第2回アジア太平洋刑事司法フォーラム(英語名:Criminal Justice Forum for Asia and the Pacific 略称:Crim-AP)に参加しました。
アジ研はこの度、2023年2月13日・14日に開催されたCrim-APに参加しました。
Crim-APは、法務省と国連薬物・犯罪事務所(UNODC)が開催する国際会議であり、
京都コングレスで採択された「京都宣言」でその重要性が確認された国際協力の強化や法執行
機関による地域ネットワークの構築を具体化するもので、アジア太平洋地域における各国
の法制度や運用等について情報共有を行い、実務家同士のネットワークを構築することに
よって、国際協力の一層の強化を図るものです。


初日の全体会合において、森永太郎アジ研所長はステートメントを行い、京都宣言の実施に向けた取組として、アジ研が実施する犯罪防止や犯罪者処遇に関する実務家向けの国際研修や、若い世代に安全で包摂的な社会構築の重要性への気づきを促すユース国際研修などを紹介しました。
2日目の犯罪者の更生及び処遇に関する分科会においては、入江淳子アジ研次長が、同分野におけるカンボジアやフィリピンへの技術支援、再犯防止に関する技術支援について議論を行ったPNIイベントなどについて紹介しました。

分科会の様子
アジ研の参加者にとっては、各国の制度や取組を学んだほか、海外からの参加者との対面交流もでき、
有意義な機会となりました。

マレーシアからの参加者と広報ブースにて
2月9日〜14日
ケニア訪日研修を開催しました。
令和5年2月9日から14日まで、ケニアからテレジア・マンブア・マテカ司法運営国家評
議会少年司法常務委員会議長・判事を筆頭に9名の少年司法機関職員を招へいし、訪日研修
を開催しました。本研修は、社会内における非行少年の更生をテーマとしたもので、警察、
少年鑑別所、犯罪をした人の就労支援を行う民間団体、アジ研教官による講義のほか、犯罪
をした人の更生に携わる地域ボランティアである保護司との懇談がなされました。参加者
同士によるディスカッションの時間には、ケニアにおける非行予防や非行少年の更生に関
する取組を強化する方策について、講義を通じて得られた知見をもとに活発な議論がなさ
れました。

保護司との懇談会

ディスカッション

閉講式
2月17日
ベトナム共同研究(日本セッション)が開催されました。

共同研究の様子

東京地方検察庁立川支部長表敬訪問

議論の様子

アジ研にて
共同研究の様子
東京地方検察庁立川支部長表敬訪問
議論の様子
アジ研にて
2月6日
第180回国際高官セミナー
が終わりました。
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個別発表 |
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冨田さとこ弁護士
(法テラス本部国際室)の講義 |
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グループワーク
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グループ発表 |
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門山宏哲法務副大臣への表敬訪問 |
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閉講式 |
第180回国際高官セミナーが終わりました。
個別発表
冨田さとこ弁護士
(法テラス本部国際室)の講義
グループワーク
グループ発表
門山宏哲法務副大臣への表敬訪問
閉講式
2月1日〜3日
昭島市立瑞雲中学校2年生5名が、国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)及
び法務総合研究所国際協力部(ICD)において職場体験を行いました。
中学生の皆さんからは、「外国の研修員の方と実際にお話ししてみたいと思いました、
JICA長期派遣専門家とのオンライン会議体験でカンボジアでの仕事や暮らしにつ
いてお話しいただいたことが印象に残りました、今の仕事を選んだ理由を聞かせていた
だけてよかったです」との感想をいただきました。
詳細はこちら
1月27日
2023年1月27日、刑事政策公開講演会を開催しました。
結果概要についてはこちらをご覧ください。
お知らせ
【刑事政策公開講演会】を開催します。
アジ研は、日本刑事政策研究会及びアジア刑政財団との共催により、下記の講演会を開催します。本年は、国際刑事裁判所及びケニア内務省保護局から講演者を招待します。
参加には登録が必要となりますので、別添のリーフレットを御覧の上、お申込みください。
日時:2023年1月27日(金)15時から18時まで
場所:会場参加(法務省大会議室)又はオンライン(Zoom)

1月13日
第180回国際高官セミナー
が始まりました。
○ 主要課題「被疑者及び被告人並びに犯罪被害者の法律扶助(Legal Aid)の促進」
○ 令和5年1月13日(金)から同年2月6日(月)まで
第180回国際高官セミナーが始まりました。
○ 主要課題「被疑者及び被告人並びに犯罪被害者の法律扶助(Legal Aid)の促進」
○ 令和5年1月13日(金)から同年2月6日(月)まで
お知らせ
(終了)
2023年1月19日(木)、アジ研は、昭島ロータリークラブとの共催で、
ウクライナ人のトパル・レオニッド弁護士をお招きし、講演会「ウクライナと日本の司法制度の比較」を開催します。詳細については以下の案内を御覧ください。
詳細はこちら